星を求めて三千年

遊戯王やMtGなど、カードゲームに関する雑談が主です。

セフィラの話

あくまで僕のプレイスタイルはカジュアル勢もいいところだ。

大会で戦うことを前提としていないから基本的にはファンデッキが中心となる。けれども、真剣にやっている知人たちの調整相手になることもあるから、大会に出れるくらいの、ちゃんとサイドボードも組んだデッキは1つだけ持っている。それが僕の中ではセフィラなのだ。

2年ほど前のクロスオーバーソウルズで登場したセフィラは、最初の評価は「ペンデュラム最弱」とまで言われていた。だが、ARC-V最後のパック、マキシマムクライシスで大幅強化を貰い、つい先日発売されたリンクヴレインズパックでも強化が加わって、今ではトーナメントシーンでも顔を見るようになっている。最初期の最弱評価を経験していた僕としては非常に嬉しいことだ。

セフィラの強みは何かと聞かれれば、それは間違いなくカスタム性の高さだろう。登場当初評価されなかったのは、そこまでで力を振るっていたシャドールや影霊衣といったカテゴリのテーマ内でのシナジーが非常に強かったことと比較されたためである。セフィラはテーマ内での繋がりは弱いが、一枚一枚がユニークスキルを持っている。だからこそ、カードプールが増えれば増えるほど、使えそうなカードを取り込めるカスタム性、プレイヤーの独自性が大きく表れるカテゴリなのだ。

僕がハマったのはそこである。音響戦士と組み合わせれば、レベルを自在に変えてシンクロできるし、植物族と合わせても面白い。レッドリゾネーターとスターダストチャージウォリアー、ボウテンコウが加わったときはもうお祭り騒ぎだった。今では覇王門や魔導獣等と組み合わせた様々なスタイルが登場している。

パーツが安いので、人に一式渡して勧めやすいというのもいい点だった。実際にプレイして見せて、興味を持った友人に「セフィラ、やろう!」と言って一式ドンと出すのは非常に気持ちが良い。何故か受け取った友人たちがセフィラを握るところは見たことはない。今でもプレイした後に勧誘できるよう、セフィラは10セット用意してある。

話は逸れたが、セフィラという魅力溢れるカテゴリに出会って、デッキを組む面白さに気づかされたのは事実だ。やったことのないコンボを決める、普段なかなか見れないシナジーが見れる。そんなワクワク溢れる唯一無二のカテゴリ、それがセフィラである。

皆で楽しく、セフィラしよう!